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2019年8月21日 (水)

監視と蠢動

33946874 信州とあらば、お盆を過ぎると漸く涼しくなるのが例年である。今年は梅雨が長引き、その後酷暑がしばし続いたが、お盆を過ぎると雨模様である。ちょうど川中島平は桃の収穫期にあたり、「白鳳」「あかつき」「なつっこ」に続き、これから「川中島白桃」の摘果・選別・出荷の最盛期に向かいつつある。九月となれば葡萄の収穫となり、果樹栽培農家は大忙しの時期である。白桃の収穫は、このところの天候不順で色づきが遅れ、少し遅延しているようである。それでも今年は、雹や霰の被害が比較して少ないのが救いである。何としても果樹栽培に挑戦したいものである。
 それはともかく、こんな新書を読んでみた。日本国内では、内調と公安警察と公安調査庁の三大スパイ組織が暗闘しているというのである(今井良)。ほとんどの国民は知らない事実であろう(それら以外にも、防衛庁内にもあるだろうし、更に米国CIA要員が100人近く暗躍しているそうである。『赤旗』1996年4月記事より)。テレビを瞥見すると、道理でそれらの関係者と思われるコメンテーターや芸人や政治屋や大学教授やマスコミ関係者などをどっさりと窺われ、反吐が出るほどである。いつの間にか蛆虫のように涌いて画面を占有しているのである。いやはや国民を扇動するために大層なことである。しかしながら、それらの組織は税金で賄われ、予算獲得のためにライバル争いをして、且、湯水のように浪費されているは到底看過できないことである。そのうちの一つである内閣調査室(内調・現在の内閣情報調査室)とは、首相直属の情報機関である。その幹部だった人物の日誌であり、暴露本として刊行されたものである。内調の目的は、日本を「親米反共」国家にするため(p5)である。目を通してみて特段驚くことはない。あいつもこいつも日本文化会議の連中で、やっぱりな、と得心するばかりである(これが後に日本会議へと発展解消されたようである)。記録によると、林健太郎には「学者としての業績は余り多くはない」、田中美知太郎には「ヒモ付きと言われるのを恐れているのみ」と評価されていて、札付きの右翼文化人・学者の意地汚さを知るうえで、読み物としてはおもしろいと言えるだろう。いずれにせよ、現在の国政においても、その後身の組織が牛耳っている有り様は、異様としか思えないだろう。

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