人類の試練
花が枯れ、小春日和があっても、朝晩の冷気が冬の到来を予感させる季節となった。吊るし柿を干したり、年末年始を準備するメモ書きが多く追加されて、休日は予定で埋められている。そのためブログ放置となっている。と同時に、生来の怠け者の手前には、心配事も増えている。
ハマスによるイスラエル攻撃に反撃する、イスラエルによる侵攻は、ガザを消滅させてパレスチナ人を一掃して、ガザ沖の天然ガスが目標のようである。ユダヤ教の原理主義者(シオニズム系統)が跋扈して極右のネタニヤフ政権が1年前に誕生しての今回の事態となったのである。若い頃に旧約の詩篇とヨブ記、イザヤ書とエレミヤ書を読み込んだのも、小学生の時に「十戒」という映画が格安の夏休みの推奨映画としてド田舎の映画館で視た影響もあっただろう(なぜこんな映画が推奨されたのかは今以て分からない。娯楽が少なかった時代の所為なのかも知れない)。
旧約聖書に執心することは、原理主義者の温床になると思っている。中沢洽樹先生に直接講義を伺ったこともあり、ヘブライ語を齧ったこともある。聖書は基本を踏まえて現代的に解釈しないと原理主義者になることは必定である。若い時に旧約重視の聖書読みには疑問を感じていたのも事実である。大事なのは、イエス=キリストが律法主義者を徹底的に批判したことである(マタイ、ルカ)。パレスチナ人を動物表現することも許せない。旧約原理主義者たちの怖ろしいほどの思惑にも驚く。ナチスドイツがユダヤ人にホロコーストを強いたように、ユダヤ・シオニズムがパレスチナ人を掃討・虐殺(genocide)しているのである。同じことが繰り返されているのであり、ある意味ではP.レーヴィの遺言通りなのである。この件に関して、歴史予言学者であるハラリの評価が失墜したと思う。B.ゲイ〇などに称賛されるようでは底が知れていると言わねばならない。一体、何が誰が地球と人間を破壊しているのか、と問わなければならないのである。
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