« 2019年1月 | トップページ | 2019年4月 »

2019年2月

2019年2月 8日 (金)

愚劣なアマゾンレビュー

33190087 刊行して5年弱の岩波新書である。他にも色々と読み散らしているのだが、この新書をひとまず取り上げたい。「増田レポート」の存在を知っているだろうか。レポートの作者は建設官僚というが、元々は警察官僚上がりである。小沢一郎の知己があったが、「改革派知事」となって反小沢に転身し、岩手県知事としての実績がない。第一次安倍内閣の閣僚(地方創成担当大臣)に起用され、東京都知事選にも立候補して落選している。原子力委員会のメンバーにもなり、日本創成会議の座長にもなり、郵政民営化や東京電力や野村総研の委員や取締役や顧問にもなって、全く締まりのない官僚上がりの政治家である。地方創成を語りながら都知事立候補するなど、何をやっているのか、出鱈目極まりない官僚政治家である。その「増田レポート」は、少子化対策と地方再生を謳っているのだが、その気概もなく、都市出身の政治家としての本性をあらわにしているだけの体たらくである。で、『農山村は消滅しない』という小田切の著書は、増田レポートへの本格的なアンチテーゼなのである。
 ところが、その著作本に、細田某がアマゾンのカスタマーレビューを寄せている。これがまあ、ケッサクである。傲慢にも、「私は農村振興に関わっており」、おれの批判に反論しろというものである。おまけに、「(学者に過ぎないお前が)、まるで自身は(1400万の所得という)安全なところにいながら、田園回帰と地域づくりを美化する事で若者に、地域住民に、無理難題を押し付けている」と、全く論点と異なる問題で難詰しているのである。「現実逃避」、「机上の空論」、「財源論」を持ち出して批判しているが、こんな所が、いかにもエセ官僚や政治屋の言い分と推察される。仮に、「細田ひろゆき」が「細田博之」ならば、以上のような批判にならない批判が彼と照合する可能性が大である(それも、一回のみのアマゾンレビューである)。財源論を持ち出すところにも、己の経歴の愚劣さが顕著である。T大の愚か者は、どこまで行っても愚か者である証拠である(次回、『消滅しない』本の内容に立ち入りたい)。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

« 2019年1月 | トップページ | 2019年4月 »