新幹線で金沢へ
先日、金沢日帰り旅行に旅立ちました。指定されたパック旅行でありましたが、北陸新幹線を試乗してみたいこともあり、兼六園見物も初めてのことであり、金沢市街にも関心もあり、行程に身をまかせながら気儘な旅でした。富山平野を望むと、稲のひこばえ(穭稲)が伸びていましたので、刈り取りは9月初めと算定致しました。富山産の新米コシヒカリが出回り始めていることでしょう。金沢平野の田園風景は、酩酊していてよく分かりませんでした(笑)。多分富山平野と同じでしょうが、加賀野菜の生産があると思われるので、幾分か畑が多いと想像しております。果樹は北陸地方でも生産されていますが、柿・梅・梨に限られていて、全国的には後進しているようです。だから、近江町市場では冷涼野菜や果物が長野県産として販売されていました。やはり、海産物が中心のようです。当の私は甲殻類や高級魚には目もくれず、光り物の中では殊更バッテラが好物なので、知り合いの「のどぐろが美味しい」という評判など何の関心もありませんでした。むしろ、北陸まで来て、海鮮丼を食して「マグロ(やウニやイクラ)なんか出すなあ、マグロなんか食いたくない」、と失望してしまう始末です。金沢はむしろ甘党が欣喜雀躍する街のようです。また、「弁当忘れても傘忘れるな」という諺があるように、年間雨日数が80日もあって、天候不順のようです。そのため、市内定期観光バス(金沢以上に観光史跡が多い長野市に定期観光バスがないのが魔訶不思議である。市長と市議会議員の怠慢である)では傘が常備されていて、小雨の中で、貸し出しの傘を貸し出して頂き、長町武家屋敷跡の路地を散策できました。ありがたかったです。街の玄関口と表通りは歩きやすく、疎水と花々が設置されて、観光都市として洗練されていて感心しました。しかしながら、前田百万石は外様大名で、当初は豊臣方に就いたため、徳川方に恭順してから未だに中央政府志向であり、信州を経路として北国街道を参勤交代したそうです。森喜朗を始め、典型的な保守王国であるからして、天徳院のからくり人形上演は興ざめに感じ、後は痛飲するだけでした(笑)。むしろ、冬の金沢の方が趣を感じるかも知れません。地元調達の「金沢おでん」も、身が締まった海産物も豊富で、美味しい時期ですので。
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