解釈改憲=換骨奪胎
体力の低下は著しく、畑を耕しルッコラを播種するのが精一杯。頭痛と悪寒、倦怠感と腰痛に苛まされて午睡する。完全に年寄りの生活になっている。これも全てアベの責任である(笑)。息子には、嘘と放言とデタラメを弄するアベ首相にはなるな、と説教することができるようになった(笑)。日本沈没となるであろう。
序でに、この本も読んでみたが時間の浪費であった。第一、「いちばんやさしい」とか、「思いきりおもしろく」とかいう言辞は胡散臭い。読者を愚弄している。対話形式やたとえ話があるが、興が削がれて逆に分かりにくい。全般的基調は、憲法解釈も時代と現実にあわせて変化しているという主張である。九条や憲法改悪についてもである。この本で意外に思われたことは、司法には、違憲審査権はないということであった。いわゆる「統治行為の法理」(p157、161、213)というものである。司法消極主義では、憲法の番人とは言えない。また、三権分立というが、内閣の指名や任命の裁判官が「中立」でありうるのか、という疑問を中学・公民以来持ち続けている。平和憲法から戦争憲法への解釈改憲、憲法改悪は御免だが、より良い憲法改正ならば歓迎したいが、この本の末尾にある自民党『日本国憲法改正草案』の前文を読むと、吐き気を催す。一に、無味乾燥な字句を何でも詰め込んだ悪文である。格調がない。第二に日本国民を国家に従属させている。国家主義である。第三に、現在の日本国憲法を換骨奪胎している。現今の解釈改憲と軌を一にしており、文字通りの換骨奪胎である。右翼・自民党のお里が知れる内容である。
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