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2013年10月12日 (土)

田舎人の妄想

07306971  最近はテレビを全く見なくなった。大本営放送協会のニュースは洗脳ニュースになり、報道ステもよいしょ番組になり、都会中心のグルメや旅やクイズ番組になり、吉本の無芸人やジャニーズのジャリタレの番組が引きもきらない。製作者側の腐敗も止めがないほどである。尤も、こういう番組編成は政府公認の広告会社の狙いでもあり、灯台やKO大卒などの、愚かどもの所為でもある。大震災と原発事故に唯々諾々と従った民衆の「愚かさ」を見越してのことである。大災害に遭遇し、消費税を追従し、戦争挑発の国家になすがままに付き従う人々を舐めきった支配層は、一層収奪に邁進するだろう。こんなことは江戸時代にもなかった日本人の心性である。維新によって作られた日本人の奴隷根性は、敗戦を経験しても、司馬文学に人気があるという滑稽な迷信を深めたのみでである。なにが維新か、なにが坂本竜馬か。そんなものは歴史の屑篭に投げ捨てなければならないのである。薩長土肥が作り上げた天皇制国家は未だ健在であり、憲法違反の靖国参拝が首相によって「当然」と言わせている有り様である。それもこれも、有体に言えば、民衆の愚昧を託つことではなく、学者・知識人、宗教人や左翼リベラリスト等の転向によるものである。これはハッキリ宣言しておかねばならない。民主主義が選挙に狭まられる必要はない。集会やデモなどあらゆる機会を人々に提供して共通認識を拡散する必要があり、反動勢力に民衆の力を見せ付けなければならない。嘆いている暇は全く無い。国家を頼りにして、国家から援助を貰っている輩を丸裸にしなければならないのである。今、国家に非妥協に立ち向かっている具体的な人々は、沖縄と三里塚とそれらと共に闘う人々しかいないことを理解している人は少ない。

 などと変なことを夢想している日本人がこんな田舎にもいるのである。あぁ、アフリカは余りにも遠い。彼らは貧困と内戦などを経験しながら、希望を捨てずに少しずつ前進している。人々の生きんとする弛まぬ気概に目が眩むほどである。人はやはり生き延びねばならないのである(画像のムックは、アフリカを食い物にしようという帝国主義的視点から作られた本であることは言を俟たない)。

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