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2013年6月

2013年6月23日 (日)

真逆の事柄

20130622174300  昨日、水田の補植のために車で農道を走っていると、水田の畦で子どもが夢中になって網を操ってバケツに入れる姿を目にした。「なにしているの」と問いかけると、「カブトエビっ!」とすぐさま答えた。小学校低学年の幼い顔であった。今時、こんな純真な子がおるんかいな、と思ったが、「おじさんにもあげるよ」と網で水田を探りだした。そうして、網にかかった数匹のカブトエビを手で扱いながら壜に投入してくれた。日中の暑い日差しがかかる中で興味の趣くままに、たった一人で探索していることに感動してしまった(が、とても飼育するのはできないので、観察後の夕方には我が水田に放したことは言うまでもない)。

20130623174909  今日で植え直しは終了。何とか今年もここまでたどりつけた。「田植え(植付け)半作」という所で、これからは水管理と除草(と病虫害対策)である。ところで、今日は慰霊の日であり、都議選の日でもある。都議選の投票率を見ると、これは選挙好きの投票行動であって選挙に値しない。日本(特に都会)は危険水域の異常事態に突入しているようだ。最悪の結果を待っているようである。人間にとって絶対確実な死を前にしての集団自殺。戦後68年にしてここに逢着したか。平和希求の記念式典に、改憲主義者がこぞってぞろぞろと参列するのにも呆れかえる。できるだけテレビは見ないようにしている。頭がおかしくなるからである。

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2013年6月19日 (水)

植え直しと北海道米のこと

20130619175116  午前中はそぼ降る梅雨の中を合羽を着て、午後は雨上がりの中を蒸れる合羽の上着を脱いで、終日、一人植え直しや補植の作業をする。だから腰と右膝が痛い。作業が終ると体全体の倦怠感に包まれる。齢だな、とふと思う。しかし、この自給自足への志は揺らぐことはない。また、自然の懐で仕事をすると色々な発見をする。雑草がどんどん成育している。トノサマガエルが顔を出す。アメンボウが水面を滑っている。上体を起こすと、雨雲が尼飾山にへばり付いている。無風だな。そんなこんなで水田を這いつくばっていると夕刻になってしまう。今日はこれまで。畑を見てから家に帰ろう。そういえば、北海道の上川支庁(旭川・東川)では、5月末には大概田植えは終了していた。富良野近辺では、代かきから田植えになっていた(北海道米は、当初は直播きだったらしい)。水田のない十勝の畑作・牧畜地方から富良野国道を北上すると、十勝岳を遠望する美しい水田風景が広がっていて息を呑んだ(北海道の米についてはこれを参照)。米を自作する前までは、「きらら397」を常食としていた。安いからであるが、今では品種改良もされて北海道米は、トップレベルである。

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2013年6月 7日 (金)

北海道考 その2

30563326  次男であった祖父は、日本全国を渡り歩いていたが、「いつまで脛を齧っているんだ」という兄嫁の諫言があって、北海道を目指したのであった。時期は大正年間である。道東は、1907年(明治40年)の十勝線の開通後に開墾が急速に発展したが、それ以前は、依田勉三に見られる如く、大津からの十勝川沿いの囚人道路を使っての開拓だったのである。北海道は、東京を除けば、京都と沖縄と並ぶ三大観光地である。大自然とグルメの魅力は、「北海道物産展」を開催すれば必ず当たることに象徴されてもいる。北海道の開拓は、明治2年(1869年)の勅書に「皇威隆替」という字句に見られるように、天皇制国家の確立と軌を一にしている。北海道は日本の唯一の内国植民地であったのである(p1~2)。

20130529133045 帯広空港は黒川紀章の建築デザインだが、余り興味がない。コンパクトな空港ターミナルであるとは思う。ガチャガチャしていないところが良い。それ以前に感動したのは、着陸前の十勝平野の眺めであった。新緑の季節であり、広い桝目条の耕作地帯は美しく輝いていた。永遠と広がる沃野をただ漫然と見とれていた。

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