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2013年3月

2013年3月29日 (金)

一票の格差問題?

32867870  大学の受験勉強していた頃は、齋藤茂吉の『万葉秀歌』や『齋藤茂吉歌集』(いずれも岩波版)を勉強の合間に暗誦していた。「あかあかと一本の道とほりたりたまきはる我が命なりけり」という短歌に、国電や地下鉄線の中で、自らの境遇を省みたものである。貧乏でみすぼらしい田舎者がそういう感傷に耽っている姿は、周囲には異様に見えたことであろう。で、この新書であるが、期待に相反する内容である。はっきり言えば、劈頭と随所に取り上げられる与謝野晶子と北原白秋は、最も嫌いな歌人の内に入っている。ご都合主義の最たる歌人と思っている。歌人をはじめ、戦前の多くの文壇が戦争に一層加担をしたことを知っている人は寡少である。小・中で習った国語の教科書には、戦争を煽動した文人の詩歌が居並んでいたのである。今から考えても、よくこんな文人の詩歌や文章を教科書として教えていたものか、慨嘆すべきことである。しかしながら、これは当時ばかりでなく、今でも同じである。一票の格差問題など、くだらないことに新聞やテレビを占有していることにも顕現している。アベ政権を梃子にした新自由主義者の捲土重来に過ぎない。これを見てみよ。愚かな有象無象の連中のオンパレードである(全員ブラックな連中である)。これにまんまと左翼・自由主義者が術中に嵌っている。一票の格差問題とは、殺伐とした都市が豊穣の田舎を潰すことなのである。むしろ、都市にこそ原発を誘致し、都市を掃討しなければならないのである。

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2013年3月20日 (水)

「もの言う」強情っぱり

32854263  日中は気温がどんどん上昇し、飯縄山の雪形、「種蒔き爺さん」は風前の灯という時季。読みたい書物が目白押しなのだが、博学必ずしももの知らず、もしくは「論語読みの論語知らず」という言い回しもあるので、よくよく考えぬきながら読むべし。歴史資料(古文書)を解読するサークル活動は、ここ善光寺平では幾つかあり、公民館活動の支援もあって盛況ということである。郷土史家が多く、市立博物館と県立歴史館も近場にあり、歴史に関する興味を抱く人士も多い環境である。こういう私も、その一人ではあるが(笑)。かような訳で、耽読したのがこの本でした。
 江戸時代の裁判が、内済(和解)主義と政治的配慮のある両成敗主義という大原則によって支えられているということがよくわかる内容であった。これは武士の慈悲や藩の面子を保つためなのだな。そして、「自己主張する強情者(百姓)」は、江戸期の裁判のあり方を揺らぎさせ、幕藩体制を食い破っていったという見方である。非転向の、もの言う強情っぱりねえ。みんなが戦争と原発に絶対反対の強情を張る草莽の士になる必要があるようだ、と思えてしまった。昨日より、この寒い信州にも梅の花が咲き始め、蕗の薹が顔を出しました。

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2013年3月15日 (金)

被虐ニッポン

2677_1  念願の書物を遂に入手しました。地元の書店の客注はなしのつぶて。次に、県内の大手書店に頼み込みましたが、不通で却下。もう一度と平安堂にお願いしたところ、易々と入荷したとのことでした。一般の取次ルートの本ではないので困難を極めたようです。その間、五ヶ月。昨年来の所望が実現したので、早速本日も活用しました。ツグミですな。

 このところは、テレビでは右翼報道が激しく、ニュースすら見なくなった。戦争はドンパチで始まるのではない。既に始まっているのである。ネットでは中・韓との戦争辞さずとの異常事態である。気がついたら戦争では済まされない。戦争では憎しみが醸成される。だから、戦争の反対語は愛である。アベ政権は本性を表して、憲法改悪を表明している。武器輸出三原則が反故にされ、今や抵抗勢力すら無力である。戦後最悪の政権である。仕方ないので、妻子が見ていたドラマ、『とんび』で欲求不満を解消しました。多分、ドラマでもきな臭くなったらお終いでしょう。学会も無力であり、宗教勢力も静観している。怖ろしい時代に突入したことである。安楽な今の生活を維持することに汲々として、反動政権を放置している国民のあり方が問われている時代になっていることに慄然としている日々である。元々、原発を推進した(現に稼動を狙っている)自民党など、何百回潰されても仕方のない政党であるが、報道によれば、あのコイズミの息子が青年局長で人気を博している有り様である。「世も末」という言葉があるが、実感することである。

 

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2013年3月 8日 (金)

眠り三昧の休日

000_0952  休日は実に眠い(笑)。寒いし、金もないし、家に引き篭って寝るのが一番(笑)。このところ、温かくなろうとも、家に閉じこもって布団の中で過ごしている。典型的な「ずくなし」である。それでも、たまにラジオを聴きながら読書したり、パソコンをピコピコしたりと自在に過ごしている。おまけに、妻子もいなくて自己本位である。至福の平日の休日である。これもアベ政権が復活し、アベノミクスのお陰である(皮肉)。首相の顔に日本の没落が象徴されている。右翼のゴロツキが取り巻いて、この日本を食い尽くそうとしている。学問も財界もマスコミなども権威が失墜しているにも拘らず、それを糊塗する虚言を繰り返し、ほとんどの民衆もこれに唯々諾々として付き従っている。何とも形容の仕様がない。これまでもこうしてきたし、これからもこうしてゆくのだ、というあり方は不滅である。そして、そうした杞憂も何の意味をなさない現実である。悲惨という他はない。

32822627  この本を読んで失敗したと思った。なにをとちったのか、サムライなどと表題している。今更サムライでもないだろう。サムライの時代は終ったのである。大砲に刀で立ち向かおうとしているのか。登場人物のほとんどは、都会に出てくだらないことを学んで、それを日本農業に当てはめて、大規模化、法人化、輸出産業化、つまりTPP賛成論者になって獅子奮闘する(苦闘と表現するのが至当であろう)内容で塗り固められている。それが「鴨川自然王国」の藤本氏と連関させていることである。これも木で竹を継ぐ内容で、恐れ入る(と言っても、藤本氏の試みを全面肯定する訳ではないが)。これも悲惨という他はない。だから、寝ているのが庶民の趣味として一番なのである。

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