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2012年12月 8日 (土)

希望はどこから?

20121208084408  本棚は普段、こんな具合になっていますんで。年末なんで少し机上を清掃しました。今日は一日中、日が射さない冬空の曇天模様で、寒くて堪りません。日本では東大を始め、それなりに社会的な地位を確保した「優秀な」人々が支配機構を統治していますが、どうして衰退しているのかを真摯に考慮する人がいないようです。他方、それを批判する人たちも、三百代言と論難を繰り広げているばかりで、護憲勢力も消滅というところでしょうか。欲に駆られ、古い価値観で物事を判断する人が殆どだからでしょう。それが大人(たいじん)というもの、という日本固有のものの考え方だからでしょう。景気を良くしてほしい?雇用を確保してほしい?社会保障を確実にしてほしい?などなど。他方で、原発やTPPは論戦や投票行動の基準対象にもなっていない。60年、70年の安保・大学闘争で摘出された事柄が露呈し、何も解決されずに放置された結果と思いつつある。笹子トンネルの落下事故は、高度経済成長の付けであり、統治機構の結果である。腐敗する都市は無闇矢鱈に24時間揺らぎ輝くが、収奪される地方は漆黒を強める。ほんの半世紀前までの日本人は、(原始から)江戸時代の暮らしと似たような生活をしていたことを知るべきである。そして、精神性は依然として変化していない。西洋文化を導入した後も表面をなぞっているばかりである。世界は日本の滅亡を欲している。故に、右翼勢力の跳梁跋扈となるのである。より進行すれば、右翼テロの横行になる可能性もある。危惧すべき時代状況である。しかしながら、希望もあるということは、最後に確認しておかなければならない。

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