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2012年12月11日 (火)

農村実態研究の期待

32814372  日本の家族制度(特に、農家の家族像)の変遷に関心があるが、この本は三部作の完結編である。近代化に伴って、衰滅しつつある日本農業の家族制度、および家族像がどんなものであったかを知ることは、おのれを確認する作業でもある。都市住民を描いた「梅ちゃん先生」ほか、テレビドラマには何の関心もない。日本人の姓名(例えば、田中)には、想像以上に農業・農村に由来しているものが多い。日本の農村の変遷については、意外なほどに研究が少ない。学校制度も都市中心になっていることもあり、都市出身の学者が多い。人々の意識も中央集権なのである。江戸時代には、人口約3000万の内の約8割が農民(とその家族)であり(約2400万人)、敗戦時(1945年)には、人口約7000万の内、半分弱(約3500万人)が農村に暮らしていたと思われる。だから、日本の家族制度を知るためには、農村の学問的研究が欠かせないことは当り前なことなのだが、都市の視点からのものが圧倒的に多く、参考にならない。それなりに資料を読み込めば概括できるのだが、私的な関心は、その実態がどうであったかを洞察することである。幼少の頃の文化的関心は農業雑誌「家の光」に養われたが、かつては、確かに農民に読まれていたような気がするが(雑誌の最大実売部数を公称している)、今では、農文協の「現代農業」が取って代わっているように思われる。但し、「現代農業」が農業技術に偏重しているので、農村文化を知るためには物足らないものになっている。やはり、大正時代から高度経済成長期までの農村文化や農民像を知るためには、「家の光」は第一級の史料なのであり、研究者の中にはこの雑誌の存在を知らない人が多い。自分でもやりたい思いがあるのだが、とてもじゃないがやりきれない。農家出身の、フィールドワークにも長けた研究者の到来を待ち望んでいる。と、ひどい鼻風邪のため、水っ洟をすすりながら思うのである(笑)。

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