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2012年5月 1日 (火)

臭いネタ、二題

32725638  中学生になって設営した息子の個室が、どうにもかび臭い(引越以来物置になっていた)ので空気清浄機を大枚はたいて購入した。酔いにまかせて闖入しようものなら、忽ちのうちにニオイの警告ランプが点灯してしまうのである。ために、お父さんはやっぱり臭いと哄笑され、嫁はんには「加齢臭ねえ」と蔑視されてしまった(苦笑)。あまり高性能であるのも問題があるようで・・・。

 この本の「はじめに」にある(p.ⅳ)、「何を食べているか言ってみたまえ。そうすれば君がいかなる人間であるか当ててみせよう」という箴言を開陳したのは、仏の食道楽家・ブリア=サヴァランである。テレビでもグルメ番組が花盛りであるが、日本人の一日平均視聴時間が世界最長の4~5時間ということもあって、また、世界第一位のグルメ都市は東京という偽情報もあって、それ相応の視聴率が期待されるからである。バカらしい。それは兎も角、著者が関西圏(岡山出身も包含されるだろう)ということもあり(この点でも、その内容と文章の妙が関東圏の識者には理解しがたいであろう)、個人的に古代ギリシアにも関心があって繙読してみたが、とても興がそそられた。但し、売れないだろう。古代ギリシアに関する多少の素養と、豚顔のグルメン・日本人の嗜好からして受け入れ難いからである。憂国の三島由紀夫は、「希臘は眷恋の地である」と憧憬していたそうであるが、彼にしてギリシア文学の半面を理想としていたにすぎない。だから、臭い酒の話やトイレ事情にまで言及される著者の探索が到底受容されるべくもなく、誤解と酷評がなされるのは必定であろう。しかしながら、ギリシア文学への関心と好奇心を抱く読者にとっては、それ程の出来栄えのよい新書と言えるであろう。

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