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2012年2月17日 (金)

「共犯」か否か。

20120204085443  このところ、関心のある分野の書籍が次々と発刊されている。『百年後の友へ』や『農村青年社事件』等である。大逆事件や農村青年社事件などは、明治から昭和初期の日本帝国主義の動向と本質を捉える上で重要な事件である。特に後者は、数年来、筑摩書房のPR誌「ちくま」に連載されていた頃からの関心であり、南澤袈裟松という人を断片的に記憶していたからである。今、その本を開いている途次であるが、著者に限らず、彼らと国家権力との「共犯」というスタンスが垣間見れて、読み進めて引っ掛かりを覚える。彼らは、長野県に多くの活動家や支持者が輩出された「全国的な農民運動として、歴史的には農青イズムと呼ばれた革命的地理区画を全国に樹立した具体的で実践的な農村青年社の運動」(Wikipedia)であり、1935年に武装蜂起の疑いで一斉検挙された事件である。これが彼らの歴史的功名心と権力による検事の功名心との共犯ではないか、という批判が根強いのである。このことについては読了後に考察したい。『農村青年社事件』は、毎日新聞や信濃毎日新聞などの書評が最近続いている。

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