事大主義と○○主義
事大主義の流れが日本全体を覆う時代である。冬の到来を予感するが如く、遊びほうけているように見える猫も、塒(ねぐら)からソイソイと出現してくる有り様で、少し感心している。すっかり体躯も2倍以上にもなって、逞しくなっている(?)牝猫である。よく見ると、美人(美猫?)でもあるようで、黒の鼻先がワンポイントの可愛らしさを演出している。しかし、これはあくまでも人間側の感想であって、当猫には関わりのないことである(笑)。
この本は併読したもので、扱っている問題は重いのだが、長年思いつめている事柄なので、スッと理解ができる。キーワードは「事大主義」である。「事大主義という名の首輪をはずせ」(p150)というメッセージである。この程の大震災と原発事故を、彼は「第二の敗戦」(p10)と捉えている。文学的な感性と直感からの受け止めと言えるだろうが、これに加えてTPP締結は、その最期の仕上げとなるだろう。農業だけでなく、保険・医療や金融・郵政や教育・行政などが明け渡されることになるだろう。破滅に向っての日本の支配層やインテリ層の愚かさ加減が如実に顕在するだろう。新聞やテレビや雑誌などのマスコミがゴミ屑に投げ込められ、これでいい野田になるだろう。「狂っている」としか言いようがない。津波は何度でも繰り返されているのである。G20か何か知らないが、グローバリゼーションの世界史的流れの中で、世界経済が年に何回も首脳会談しなければならない程の心臓発作状態である。世界の破滅は近い。
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