猫らしく、自分らしく
日の出前、サクサクと田んぼの見回りに出向く。朝露、高い空、清涼な空気、芒の穂、虫の音。台風一過で秋の装いである。明日は暦の上で白露である。しぶとく生きてますぜ。体幹が太り、すっかり猫らしくなって駆け回っています。何処かで餌をあさり、もしかすると蟲を食っているのではないかと思わせるほどに見かけないことがある。猫は単独行動が基本であるので、人間様などがくれる餌などには目もくれないことが多い。
どうも肥料不足、水不足のようで、昨年よりも籾殻が小さいようである。ほとんど感と片手間で栽培しているので味は保証できない。今ではコメの生産はコシヒカリ系が独占しているが、ひと頃のササニシキ人気は1993年の冷害・凶作で討ち死にしました。コシヒカリの新潟ブランド米が勝利しました(コメについてはこちらのweb参照)。が、他県も負けておりません。生産第一位の北海道や山形や長野県など、次々と新品種を開発しています。長野県内のコメ作りは、やはりコシヒカリが四分の三で、これにあきたこまちが続きます。品種改良とブランド米作りに成功しているとは言えません。が、諦めたわけでもなく、「風さやか」を投入したようです。儲からない米作りも競争が激しいようです(苦笑)。ちなみに、我が水田では倒伏に強いキヌヒカリを栽培していて、ガッチリとしていて実の大きなコシヒカリ農家に囲まれた、物怖じしながらの米作りです(笑)。
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