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2011年6月 1日 (水)

「戦後」の終焉

201106011450361_2  休日なので息子の運動会(何故この時期に運動会なのか知らない)を観戦する。来年は中学生。自分が齢を重ねていることや人の成長の早さなど思い巡らしながら、年端が行かない園児の「旗拾い」を眺めつつ万感胸に迫る思いは多い。

 午後からは田んぼの水入れと他の野菜の播種。自然と折り合いをつけて過ごす日々。自然に感謝し、その脅威におののく日々。今回の東日本大震災で「戦後」は終わったのかも知れない。あるいは、再び戦後が襲来したのかもしれない。無辜の人々を含めながら、その責任の度合いは異なろうが、日本人は大罪を犯したということ。小出裕章・京都大学助教は、5月23日の参院行政監視委員会の答弁において厳かに締め括っている。「ガンジーが七つの社会的罪ということを言い、それが墓の碑文として残っている。理念なき政治。労働なき富。良心なき快楽。人格なき知識。道徳なき商業。人間性なき科学。献身なき崇拝。それぞれ噛み締めてほしいと思う」と。近代化の恩恵を負いながら自然と歴史・文化を事も無げに抹殺する日本人。これの報いがどれ程のものか気付く日本人はいるのだろうか。

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