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2011年6月11日 (土)

反動の危機に備える

20110611090206  夜来の雨に濡れて、ヤマボウシの花が精気に漲っている。漸く田植が終った。育苗と機械植えだけは農協に依頼しているので、まだ農民と認定されていないようで、周囲の声掛けは少ない。終始一貫の稲作を敢行したいが、時間などの余力もなく、今のところは見様見真似、かつての両親の営農を想起しながら何とかやっている次第である。数年後までの課題である。

 いつの間にか世の中全体は大きく変化しているようではあるが、日本人の性向である事なかれ主義と事大主義は、一ミリたりとも不動のようである。大震災と原発事故は予想はしていたが(東海もしくは東関東大地震と想念していた。この十年間で七割の確率で生起するという地震学会の分析だったから)、東北とは意外だった。そう言えば、震災前に三陸沖地震が数多みられたという新聞報道を目にしたな、と後で思い起こした。『あなたの若さを殺す敵』を偶々読み進めてみたが、前著の繰り返しで、「完全なる自立」を説いている。本日は全国各地で反原発集会とデモが敢行されているが、高い放射能を平気で浴び続けている関東圏の人々の気が知れない。当地でも不安に慄いているのにも拘らず、である。このところの国会における政争や各界(特に医師会、学会、法曹界)の動向を見聞すれば、きっといい様に丸め込められるであろう、としか思えない。とりわけて橋下・大阪府議会の君が代起立条例可決は、憲法違反のファシスト行為である(コンピュータ監視法案の行方も心配である)。保守の混迷に乗ずる反動のマグマを封じ込めなければならない時期が迫っているのかも知れない。今の日本においては、信ずるに足るものが無くなってしまったことに気付いている人は少ない。信ずることに足りている人が未だに多いことではあるが。

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