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2010年3月 1日 (月)

胎動への注視

20100224115134  桜並木が春の準備をしています。大地震で、チリは大変な被害を受けているようで、災害支援が早急に求められています。チリは同時に、1973年のピノチェト等による軍事クーデターとその後の軍政によって、メチャメチャにされました。それは、「ミルトン・フリードマンらのシカゴ学派に基づく新自由主義経済政策を教科書通りに導入した。このことをフリードマン本人は「チリの奇跡」と呼び賞賛したが、・・・貧富の差は急激に拡大」(Wiki参照)とあるように、市場主義自由経済政策の犠牲となった国でもある。既に、1970年後半から80年代には、シカゴ学派の帰趨は明白になっていたのであるが、日本では中曽根政権以降はその後追いをしただけである。当時、シカゴ大学の教授を務めた宇沢弘文氏は、アメリカ・CIAを後ろ盾にした軍事クーデターでアジェンデ大統領が虐殺されたニュースを聞いた市場原理主義者たちが歓声を上げたことに反発して、シカゴ大学と絶縁したそうである(『はじまっている未来』、信濃毎日新聞2月28日号参照)。市場原理主義者たちは、世界中に害悪を撒き散らして未だにそこかしこに生息している。このところの自民党の衰滅は、一度ならず、こうした経済政策を採用したことによるのであり、そのことに気づかないことがより一層自滅的なのである。ただし、「共生経済」といっても、経済学者の言は信用ならないのであり、彼もまた、成田闘争にあるように、農民圧殺のための政府の片棒を担いだ張本人であることを知っておいてよい。今は、ただただ、民衆の中にある、かそけき動向に関心を向けて沈潜する日々である。

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