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2009年12月 3日 (木)

養生の一日

20091202093629  朝靄の千曲川でした。流れに沿いながら筋上に、これからの時期、靄が幻想的に現出します。そして、本日は休日なのでゴロゴロしています。読書をしたり、眠ったりと過す予定。歳も歳だから、養生します(笑)。

 『食糧ビジネスのしくみ』は勉強になりました。食糧問題について鳥瞰的(グローバル)にも虫瞰的にも論じられていて、興味深い。インディアンの「最後の木が死に、最後の川が毒され、最後の魚を採ったとき、人はお金を食べられないと気づくのだ」という言葉は、人間の蒙昧と同時に、リサイクルの重要性を示唆しているのだろう。時代的には、食糧危機から食糧争奪へと推移しているらしい。このところの菜園・有機農業・田舎暮らしブームは、こうした背景を感じ取ってのものであるのかも知れない。若き商社マンが記述しているので詳しい。特に、20代の安部直樹氏の執筆は分かりやすい。冒頭から食料と食糧の差異、穀物とは何かを論じて、人々の盲点を突き始めている。但し、食糧危機が叫ばれだしたのは、ソ連の大量買付けを契機に、穀物メジャーが台頭した70年代であることを忘れてはならない。食への関心が資本の意向に沿ったものにならないことを願う。また、狭隘なナショナリストに利用されないように、留意したいものだ。

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