小坂王国の崩壊
既に秋空の様相を呈しています。爽やかです。30日の総選挙で、当地信州では、自失党(混迷党)議員はいなくなり、清々しました(と言っても、民主党にも期待しておりません)。戦前の文部大臣・鳩山一郎は、「長野県はご承知の通りに一般に迎新性と云うか、知識欲とか称するものがありまして」と報告しておりますが、その内容は兎も角、一方では閉鎖的な頑迷性があるが、他方では進取の精神は枯渇していないようです。今朝のテレビ朝日系の報道で、小坂憲次氏を取り上げていた。実は、私は名前だけの小坂後援会会員である。選挙期間中にもお会いしたこともある。その時に、この人は落選すると確信した。偉いさんとばかり応対して、一人一人に握手も挨拶もせず、そこそこに帰ってしまったからである。世襲議員が悪いとは思わないが、地元で成育・活動していない議員には反対である。彼が落選した原因は、後援会の弱体化(支援者の高齢化)と世襲批判と自失党への逆風と地元住民との希薄化という四つが考えられる。憲政史上、第一回総選挙以来の五代にわたる小坂王国は、全国的にも唯一である。これ程の世襲はない。長野一区は、それ程の保守王国なのである。頑迷さは、信州の中でも飛びぬけている。取り巻きや親友を見ると、ろくでもない人間ばかりで、可哀相と心中を察してしまう。おまけに、ご本人は正直者ときてる。だから、民意を図りかねたのである。ちなみに今回は、当地においての初投票でありましたが、やっぱり入れませんでした(笑)。
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