りんご3兄弟
所要でアップルラインを南下して、豊野のアグリながぬまに立ち寄りました。北信は果物の宝庫です。リンゴ、ぶどう(巨峰)、なし、もも、すもも、ネクタリン、うめ、あんず、柿、くるみ、ブルーベリーなどです。南信ではお茶やミカンやまるめろ・かりんも生産されています(下線は全国シェア第一位)。息子は果物大好き人間で、毎日デザートとして要求しています。私は、冬の間中、家の中に積まれた木箱のリンゴ(売り物にならない傷み物や半腐性の物など)を食していた経験もあり、他の食材に気が行くので、最近は余り果物を食べません。これからは、ぶどう(巨峰中心。9月いっぱいが収穫時)やりんごです。両者とも、昼夜の温度差が大きく、日照時間が長い長野盆地は大生産地です。りんごの長野県オリジナル品種は、「りんご3兄弟」(秋映、シナノスイート、シナノゴールド)が増えています(無論、フジやツガルが主力でありますが)。信州の果物を食すると、信州の農家の味がします。玉村豊男氏が評するように、「まっとうで正直な味がします」。時代と共に品種が変化しますが、その信念が貫かれています。特に、丁寧な食材作りと蜜の入ったりんご作りには驚嘆します。しかしながら、この信州でも後継者問題が課題になっています。米作り(単位面積当たりの収穫量は長年日本一を占めている)など止めて、果物・野菜作りに信州の農業を特化していくことや、兼業農業を主力にしていることを政策課題にするしかないのではないか。都市圏の近郊農業としての役割として特色化するということです。幸いなことに、家庭菜園ブームです。これを拡大解釈して、農業生産物の担い手として想定するということです。株式会社化するという拡大農業は、長野県では無理です。行政はそういう風にシフトしてもらいたいものです。
イチローや石川遼なんてどうでもいいし、何の関心もない。野球やゴルフしかないんかい。平板一様なマスコミ報道に呆れかえる。
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