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2009年7月16日 (木)

むらの記憶

20090715234026 池田晶子氏の『私とは』(講談社刊)を読み始めて、失敗したな、と思ったので、代わりに、この本の中の写真を丹念に通覧し始めている。存在の淵(不治?)に沈んだ人のことなど、申し訳ないが興味も関心もない(彼女のものは読むべきではない、という人もいる)。実は、敬して遠ざく著名人が多いのである。それは推察して頂くしかない。ヒントは、何れ誰も読む人あらず、となると思しき人々である。尤も、このブログも誰も読む人あらずとなる可能性も無きにしも非ず、ということもありますが・・・。

20090716004323 二毛作の川中島平は、既に田植えは終っています。写真集を眺めると、40年前は、漸く田植えが終って一安心の農民心情が浮かび上がります。養蚕や麦刈り、苗代作りや代かき、そして田植えと、ほっと息をつく時期だったのです。猫の手も借りたいこの時期には、北国とくに新潟からの早乙女が「職安」(今のハローワーク)を通じて、遥々信州にやって来て(北国から順々に田植えが行なわれ)、全国で最も遅いといわれるこの地に出稼ぎに来てくれたのです。それは1960年代のことでした。6月に到着し、北から順番に田植えして、川中島平で終了します。そして、彼女達は、稼ぎの一部で、温泉に浸かったり、善光寺参りして帰るのが楽しみでした。この地の古老の記憶によれば、彼女達の働きぶりは素早く、稲の植え付けがしっかりと根が張るように上手いという印象を残しています。さすが、一毛作の米どころです。尚、米の生産では新潟と北海道が競っています。北海道の生産量が多いのは意外なことではありませんか。生産技術の向上と「きらら397」のお蔭です。きららは安いので良く食べています。嘗て、信州での銘柄は農林○号やシナノヒカリでしたが、品種改良技術では後塵を拝しているようです。

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