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2008年10月20日 (月)

あわただしい一日

32106506 息子を寝かせつけて慌しい一日が終りました。早朝六時半に起床して、ごはんを食べさせて登校させて、お迎えと整骨院で治療してもらい、晩ごはんにお風呂に入れて、という具合で、これがしばらく続くと思うと、先が思いやられる。嫁はんが事情により帰省中なのだ。結構、子育てって大変なんだあ、と嫁はんの偉大さを再確認した次第です。

 この本は、日大経済学部の講義内容を編纂したものである。学者のみならず、現場で活動している人も報告や論及をしているので、各項がコンパクトに纏まっていることもあって、現実を捉える上でとても分かりやすい。格差社会の到来と認知されて久しくなるが、経済開発協力機構(OECD)の研究によれば、日本はアメリカに追い抜こうとしている第二位(加盟国中)の貧困率である。問題は、格差から貧困(1000万人以上)へと焦点が移行しているということがこの講座の主旨である。貧困の固定化は基本的人権の放棄につながるゆゆしき事態である。法的整備と財政的裏づけが保障されるべきだが、現政権に期待しても無駄である。格差社会を容認し、促進してきた張本人だから。経済的破綻や社会的疲弊と人的枯渇が日本社会を覆っているかのようだ。

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