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2008年8月29日 (金)

口中調味と三角食べ

20080829163917  キュウリの収穫に出向くと、アマガエルが一休みしていました。余りにものんびりしていましたので、携帯カメラでパチリ。今週は夜勤が二回続いて、ちょっと疲れ気味。そこで安直に、『なぜ、日本人は?』を読んでみた。ところで、「なぜ、日本人は」とヤフーで検索すると、驚くことなかれ、3500万件以上の項目が選択される。日本人は「なぜ、日本人は?」という自問することが根っからお好きなようだ。この本を読むと、殊更目新しいものはない。よく聞き知った外国人の質問が羅列されている。寿司の食べ方は別として、穏当な答えがなされているから、特段おもしろいということもない。興味があったのは、日本全体が島国と思われていること(本州は勿論、四国も九州も北海道もよく考えれば島なのだ)と「なぜご飯には味がついていないのですか」という項目だけだった。「島国根性」ということが人口に膾炙されるが、やはり閉鎖的なことは疑いべくもないだろう。第二点目は、「口中調味」という和食の特徴で説明されている。間違いではないが、ご飯に味がないというのは完全な間違いである。「ばっかり食べ」が最近の子の食べ方として問題視されているが、口中調味と「三角食べ」とは密接な関係にあり、「三角食べ」も、おかず→ご飯の口内調味などと誤解されていることが多い。また、ご飯に味がないという嘘は、ご自身で調べてもらいたいし、ご自分の味覚を一度疑ってもらいたい。これは、自分がごはん党であることの贔屓の引き倒しではなく、科学的根拠のあることである。

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