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2008年6月17日 (火)

似非科学との闘い

32057969 「疑似科学」「ニセ科学」花盛りである。テレビを眺めていると、いかにも胡散臭い(健康)商品の宣伝が多いし、怪しい人物が幅を利かせている。もっとも、科学は歴史的に似非科学と不可分に発展したとも言えるかも知れない。著者は、これを非合理に惹かれる「心のゆらぎ」としている。知覚、記憶、思考、判断の過程でのエラーやバイアス(偏向)の例は、枚挙の暇がない。昨年、地元の小学校校長が心の教育と称して「水からの伝言」を取り上げたそうな。「子ども騙し」とはこのことの謂いである。また他方で、理工系離れが話題になっている。国益という観点からの議論であるが、異論もある。この本の主眼は、疑似科学への処方箋として、「予防措置原則」(=未来の予測が不完全である場合、安全サイドに立って予め手を打っておくという考え方)を提起したことである。環境や温暖化や遺伝子組み換え問題等の、疑似科学と真正科学とのグレーゾーン(第三種疑似科学)への問題提起である。我々は、余りにも疑似科学と擬似議論に取り囲まれている。今夏も猛暑になりそうだ。頭を冷やす意味でも、一読して地球温暖化についても考えてみたい。

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