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2008年4月18日 (金)

「姥捨て」・虐待

31915838  65歳以上の高齢者は2431万人。総人口の5人に1人の割合になっており、「高齢化社会」ではなく、まさしく人類史上初めての「高齢社会」に突入している。地域社会を含めて、福祉・医療の充実政策が求められている。しかしながら、現実には療養型医療の削減や後期高齢者医療制度(年金天引)の施行など、老人切り捨ての国の政策がまかり通っている。国が率先して、現代の「姥捨て」・高齢者虐待をしているのだから、なにをか況や、である。戦前の戦時政策と類似している。高齢者の怒りに、自分党議員の狼狽ぶりは見ものである。老人を敬え、などと能書きを垂れている保守・反動の輩の本性見たり、というところか。一方、介護・福祉の現場は、経営難と政策・施行の混乱と低賃金と介護ストレスなどギリギリの事態となっている。新聞・テレビなどでは、漸く事実と実態が報道されつつあり、多少は認知されつつあるが、未だ介護・医療は隔離の段階を脱していないと思う。こういう事態の中で、この本は、福祉・医療保険制度そのものに対する批判とはなっていないということもあるが、我々の自衛手段として、「介護地獄」となるか「しあわせ介護」となるかのヒントと手引きとして参考になるだろう。介護は何も難しいことではない。「がんばらない介護」を勧めている。介護は自分のリハーサルでもあり、完璧主義の介護は息が詰まる。人間同士の支えあい、ふれあい。そうした人間本来の共同性を見直すことにも通ずる。生きがいや命という言葉は、気軽に使うことには躊躇いがあるが、そうしたことも視野に入れておきたい。

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